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2021年2月10日(水) [ 治療について ]

精密根管治療の案内-前編-

「根管治療の案内」を前編と後編に分けてお伝えします。今回は前編です。

当院では、根管治療を重要視しています。
なぜなら、家を建てるに例えるなら、被せ物という住宅を建てるのに、その基礎の部分に当たる土台を疎かにして、見栄えのいい家を建てようとする人はいないからです。

根治

さらに、
保険治療で行われた根管治療
①キチンと見えていない
②根管治療で一番大事なラバーダム防湿もしていない
が、キチンとした被せ物(補綴治療)に見合っていないからです。

近いうちに、基礎工事に当たる根の部分で問題を起こし、お金をかけて治した被せ物を、再度破壊しなくてはならなくなります。

当院の精密根管治療は、保険診療の根管治療と、ここが違います。

<1>歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)下での治療

マイクロスコープとは、脳外科の手術用顕微鏡の、歯科版です。これを使用することで、見えなかったとか、そんな言い訳はあり得ません。ただ、それでなにを見るか、見たいかが重要です。それは、その画像を見てる歯科医師の知識と技量に大きく関係します。

<2>ラバーダム防湿による感染コントロール下での治療

精密根管治療では、必ずラバーダム防湿下にて根管治療を行います。例外はありません。
根管治療では、マイクロスコープを使うことが治療成績を左右するのではありません。ラバーダム防湿にて、唾液の感染をコントロールしているかしていないかで、治療成績が大きく異なります。

海外では、100%行われています。日本では、専門医と言われている人でも、使用率は19%くらいと言われています。保険治療で行っている先生では、ラバーダム防湿を行っているところは、ほぼゼロに等しいです。

マイクロスコープを使って治療していても、ラバーダム防湿をしない治療は、ほぼ無意味です。

<3>患者さんそれぞれ、新品のファイルを用意・使用

精密根管治療患者様には、それぞれその患者様専用のファイルを用意いたします。

当然医療機関ですので、器具の滅菌清掃レベルは十二分です。しかし、使いまわすことによって、切削能力の低下、金属疲労など、トラブルを引き起こす原因となります。

保険治療の患者様で、すべて新品でご用意することは不可能です。
精密根管治療ご希望の患者様には、他の患者さんで使用した器具との混合使用は致しません。

続きは精密根管治療の案内-後編-で。続きはこちらから

2020年8月4日(火) [ 治療について ]

当院の治療では、「ラバーダム防湿法」を必ず用います

ラバーダム装着

ラバーダム防湿法。

皆さんは聞き慣れない言葉だと思います。

この写真のような、ゴムでできたシートをラバーダムといいます。
そして、露出している歯がこれから治療を行う歯です。
このラバーダムを用いた治療法を、ラバーダム防湿法と呼びます。
当院では歯の根っこの治療時には、必ずこの治療法を用います

ではこのラバーダム防湿法には、どのような意味があるのでしょうか?
それを理解するには、まずむし歯の原因を知る必要があります。

人の口の中には、むし歯菌が存在します。この菌は常在菌と呼ばれ、ほとんどの人の口の中に存在しています。歯の小さな亀裂や隙間などにこの菌が入り込み、繁殖してしまうことでむし歯が引き起こされます。
つまり、人の口の中にはむし歯菌が存在し、むし歯とは菌による感染症である、ということです。

次に、歯の根っこの治療について考えてみましょう。
むし歯が神経にまで達してしまった場合には、歯の根っこの中の神経を全て取り除き、キレイに掃除します。

根管治療

そして掃除が終わったら、薬剤を詰めて歯にフタをします。

ここで先ほどの説明を思い出してください。人の口の中には、むし歯菌が存在しています。もし治療中にだ液などが根っこの中に入ってしまっていたら、歯の中にむし歯菌を閉じ込めてしまうことになるのです。
そうなると治療後は何もなくても、数ヶ月後、数年後にそこからむし歯が再発してしまう可能性が非常に高くなります。

それを防ぐための方法が、ラバーダム防湿法です。
ラバーダムを用いて治療する歯だけを露出させることで、口の中のだ液などが歯の中に侵入することを防ぐ(=防湿)のです。

ラバーダム防湿法を用いる治療と、用いない治療では、用いた治療の方が圧倒的によい状態を保てます。
歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)の使用の有無よりも、ラバーダム防湿法の有無の方が、治療成績に大きな影響を与えます。

アメリカの歯科治療では、ラバーダムを使わないで治療をすると訴訟になるとまで言われています。

治療風景

当院では、歯の根っこの治療時には必ずラバーダム防湿法を用います
患者さんが嫌がられたとしても、必ずこの方法で治療を行います。
これは「長期予防的低介入治療」という、当院の治療信念に基づいているからです。

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